週┃刊┃ 第20号
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┃ ○○■○○○○○■■○○○○○○○■○○○○ 2003.12.3発行 
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◇マルタ共和国の名誉総領事に新8回生の白鳥令氏が就任
C組・斎藤 成(日本マルタ友好協会監査役)

◆新8回の白鳥令氏(東海大学政経学部教授、獨協大学名誉教授)がこの程、地中海の『マルタ共和国』の名誉総領事に就任されました。
白鳥氏は新聞研究部の先輩で、大学も先輩にあたります。私も15年程前にひょんな切っ掛けで「マルタ」に関わるようになり、日本マルタ友好協会の結成に参加し、白鳥先輩がここの会長に就任されました。私も監査役なるお役目を拝命して、現在にいたっております。今回の名誉総領事就任の経緯は、マルタが日本に大使館を開設していないため(マルタの日本国大使は北京の中国大使が兼務)、永年、友好活動に専念され学者であるという立場から、マルタから要請を受け、外務省も氏の就任を了承しました。国際親善のみならず外交上も大切な立場であり、非常に名誉なことであります。(外交に詳しい方がいればフォローして下さい)
◆マルタってどんな所?
突然、ここでマルタの話題を持ち出してもご存知ない方が多いことでしょう。マルタ島は地中海の真ん中にあり、シシリー島の南に位置します(晴れればシシリー島が見える近さです)。人口36万人の小さい国で面積は淡路島と同じ位ですが、風向明媚で夏は英国のバカンスの地として有名です。政治的には国民党と労働党の支持が50%と49%とほぼ拮抗しており、両党は交互にすでに4回政権交代がなされています。選挙ともなると外国で働いている人が帰国して投票(投票率90%以上)するような国民性です。現在の大統領は、1998年に政権を奪還した国民党出身です。
歴史は古く、紀元前から世界史に名を刻み、5000年前の巨石神殿遺跡もあり、「マルタ(聖ヨハネ)騎士団」の頃からは立派な独立国として地中海の要衝の国としての地位を築いております。最近では何と言っても1989年12月,マルタ島沖でアメリカ合衆国のブッシュ大統領と旧ソ連のゴルバチョフ最高会議議長兼党書記長が行った米ソ首脳会談。この会談は、第二次世界大戦後の国際社会を支配してきた東西冷戦構造の終わりを宣言するとともに、米ソ関係が新しい時代に入り、対立の時代から協調の時代へと世界政治の大転換を象徴する大きな意義をもっていました。 
これまでは非同盟中立(憲法に明記)を保っておりましたが、今年国民投票を行い来年にはECにも加盟することになりました。
◆日本との関わり
最初にマルタを訪れた日本人は1861年に幕府の使節団で、ヨーロッパへの途上マルタに寄港しており、その中に福沢諭吉がいた可能性があるそうです。
昭和天皇が皇太子時代の1921年欧州ご旅行の途中マルタを訪問されました。この時記念植樹された木がサン・アントン・ガーデン公園に茂っています。
マルタには第一次大戦で戦死した日本海軍将兵の墓があります。当時マルタ島はドイツのUボートに海上封鎖されて物資が不足していました。英国と同盟国にあった日本は巡洋艦「明石」を旗艦とし8艘の艦隊を出動させ、英国艦隊を援護し、またUボートと戦闘しました。1917年6月駆逐艦「榊」は敵の魚雷攻撃にあい大損傷を負い59名が戦死しました。
カルカラのカプチン共同墓地の一隅にその墓碑があり、今でもマルタ人は感謝を込めて、勇敢な日本海軍兵士の栄誉を讃えています
◆マルタに行ってみませんか?
日本マルタ友好協会では、ここ数年毎年友好親善のツアーを組んでおり、白鳥会長を団長にマルタ最大のカーニバルの時期に訪問し、大統領との接見も行っております(普通のツアーとは違います!)。次回は2004年2月23日から3月1日の7泊8日を予定しております。旅程はローマに入り、翌日マルタに向かい5泊します。その間ゴゾ島で古代の神殿跡も見学します。そして何より年に1度の最大のカーニバルが目玉になります。
このツアーの詳細は早急に詰めますが、関心のおありの方はお知らせ下さい。
「新宿高校OB」は特に優遇いたします! 会長の秘書役?かも。
時期的に都合つけにくい? その通りです。でも会長は入試が終わり大学教授として時間のとれる時期であり、マルタ観光のオフシーズンのため、格安ツアーになります(ホテルは五つ星です)。なにしろ、7月・8月は人口40万足らずの国に観光客が200万人押し寄せる所でもありま。


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■「中高年の再就職事情考察」---連載を終えて
D→C組  松村 秀典
約1カ月半にわたり「中高年の再就職事情考察」という連載を書かせてもらいました。そもそも、この連載を書こうと思ったのは、連載の中でも何度か触れましたが、自分の経験が、もしかして、我々の仲間の中で何らかの役に立てればとの思いからと、自分自身の備忘録的なものを残しておきたい、との思いで始めました。
書き始めているうちに、なんとなく反応を気にし出してみたり、変なところに気が回りながら、連載を続けることになってしまったのは、チョット自分の本位からは、ずれたものになりそうになったこともありましたが、それでも、「初心忘れるべからず」で書き続けてみました。本当はこの連載を「さらりと読み流してもらえる」という人達が大多数であって欲しいなあと思っていました。
たまたまこの連載を始めた時、ちょうど国会で、65歳定年制の話が話題に上り、ほぼ決定みたいなことが取りざたされておりました。日本の人口構成からして、将来のことを考えると、これは当然のことであり正しい判断であると、私は思っておりますが、現実には定年制が延びるといっても、きちっと対応できる企業は極まれで、実際には、60歳で一応定年になります。その後は嘱託社員として継続して65歳まで雇用とか、現在も多くの企業で行われているように、55歳で役職定年、あとは一般社員か嘱託社員の扱いとなり、年とともにどんどんと収入が下がっていくなど、色んな形態がでてくるのではないかと思われます。
いずれにしろ、あと10年そこそこで、勤め人をしている人達にとっては、多かれ少なかれ人生の転機がくることは間違いないので、それに向けて心の準備をしておく必要があるのは事実です。高校を卒業してから30年経ち、社会人になって25年以上過ぎましたが、皆、まだまだ見た目にも若いし、実際に若いのだからこれからだと思っている人が殆どでしょう。しかし、残念ながら、世の中では、我々の世代に対する評価は、今まで私が述べてきたような印象であることを理解いただきたいと思いました。自分達が考えているよりもずっと厳しい状況であるということが判っていただけたなら、それで充分かなとも思っております。
 早いものでもう12月に突入し、2003年もあとわずかとなってしまいました。私も、再就職活動を始めてから1年以上たち、新しい会社に就職してから8ヵ月が過ぎてしまいました。2000人を超える大企業から、そのわずか100分の1の20人の小企業に転職して、未だにもがき続けているということは、果たして自分が本当に再就職組みの勝ち組みに残っているかどうかは、はっきりと言って現時点では断定できません。そんな私が偉そうに物事のうんちくを並べ立てて、皆様方に「どうのこうの」と言ってきたのはちょっと恥ずかしい気持ちもありました。

さて、先日、たまたま仕事の関係で、新宿高校・新校舎の工事現場へ行ってまいりました。現在は、7階建ての5階くらまで鉄筋が組みあがっておりました。工事完成予定は来年10月ですが、その校舎の中に、私の会社が取り扱っているウォータークーラーが設置される予定で、その設置に関する打ち合わせに行って参りました。幸い、都立高校の新築校舎や新設校の建設にあたっては、私が取り扱っているウォータークーラーは、施主である東京都の指定になっているため、設置してもらえることは間違いないのですが、自分自身の転機の年にこのような仕事を受けることが出来て幸せだと感謝しております。久しぶりに自分が30年前駆け回っていたグランドに足を踏み入れて、その景色は変わってしまっているももの、なんだか嬉しい気分になりました。
考えてみれば、我々が高校生の時代には冷水機なんて設置されておらず、蛇口から水道の水を飲んでいたような記憶しかありません。30年という時間を経て、随分と世の中も変わったものだと、つくづく思います。
話が、ちょっとずれてしまいましたが、今回の連載で、何かお気づきになったことがあれば、是非ご意見を頂きたいと思います。人間一人で考え行動していても、限界があると思いますし、せっかくここまで盛り上がっている、25回MLを有効に使っていくことが、より強力な輪を作っていくことになると思いますので…。
ではまたお会いしましょう。  2003年12月3日  松村 秀典

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では、また来週!
感想などは、 henshu@chouyou25.jp 迄お送り下さい。
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